注意するポイント
不動産売却を行った時に後悔してしまったという経験をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
その時に気を付けていればよかったと思うこともあるのではないでしょうか。
今回は不動産売却の落とし穴ということで注意するポイントについて紹介していきます。
売り時のタイミング
一つ目は売り時のタイミングを誤ったがゆえに
結局希望価格よりも安い値段で売却せざるを得なかったということです。
売却というのは買主がいないことには売却できないということになります。
相場価格以上であっても売主が提示した売却価格で買主が購入するのであれば売却することができます。
しかしながら、相場からかけ離れた金額で売却できるというのは基本的には少ないということが言えるのです。
確かに売主は自分が購入した物件なので愛着があるから
自分たちでつけた売却価格で売れると思っているようですが、
売れるときに売ったほうがいいということは間違いないです。
売るタイミングを外してしまった時には結果的には売却までに時間がかかってしまうことになります。
結局売却まで相当時間がかかることになってしまい、
自分たちの売却価格で売れずにとうとう値下げせざるを得なくなってしまったということがあります。
結果論に見えるかもしれませんが、タイミングというのは非常に大事です。
査定価格
二つ目は査定価格が高いからといって信頼できるとは限らないということです。
不動産買取であれば売る相手は不動産屋になりますので
一番高い査定価格の業者を選べば一番いいでしょうが、
不動産媒介であれば売る相手は第三者ということになります。
不動産媒介の場合には査定価格が高いからといって
その金額に妥当性があるのかどうかはわからないということになります。
もしかしたら専任媒介契約を取り付けたいがために査定価格をわざわざ高く出しているということもあるのです。
業者が査定価格を出すときにはやはりその根拠となるものを示してもらわないといけないのではないでしょうか。
根拠があるのであればそれは妥当性があるんだなという風に感じることができるでしょう。
妥当性のない査定価格を出されても場合によっては無駄に売却に時間がかかるということがあります。
結局売却価格を下げざるを得なくて満足度が下がるという結果になります。
一般媒介契約
三つ目は一般媒介契約を結んでしまったがゆえに売却が長引いてしまったということです。
媒介契約には3種類あり、一般媒介契約は多数の業者に依頼できるというように
他の2つの媒介契約に比べますと業者や売主にとって縛りが緩いものになります。
一般媒介契約の場合は他の業者も同じように販売活動を行っているということもあり、
他の業者で売れてしまえば仲介手数料は1円も入ってこないのでそこまで広告費をかけてまでも販売活動ができないということがあります。
不動産業者としてはひとつの会社にしか依頼できない専属専任媒介契約や
専任媒介契約のほうがいいということになるのです。
ですので、早く売却したいということであれば信頼できる業者を見つけて
専属専任媒介契約や専任媒介契約を結んだほうがいいということが言えます。